【米アカデミー賞発表】映画『ゴジラ-1.0』第96回アカデミー賞 視覚効果賞受賞!アジア圏の作品初の快挙
アメリカ・ロサンゼルスで開催された世界最高峰の映画賞第96回アカデミー賞において、映画『ゴジラ-1.0』が、「視覚効果賞」を受賞した。 「視覚効果賞」はその年に公開された映画の中で最も優れた視覚効果(VFX)を用いた作品に与えられる栄誉。ノミネート作品代表者としてアカデミー賞授賞式に参加したのは、監督・脚本・VFXを担当した山崎貴、VFXディレクターの渋谷紀世子、3DCGディレクターの髙橋正紀、エフェクトアーティスト/コンポジターの野島達司の4名。 代表して、英語でスピーチをした山崎監督は (日本語訳)「40年以上前に『スターウォーズ』と『未知との遭遇』を見たショックからキャリアをスタートさせた私にとって、この場所は望む事すら想像しなかった場所でした。ノミネートの瞬間、私たちはまさにロッキー・バルボアでした。強大なライバルたちの前でリングに立たせてもらえた事はすでに奇跡でした。しかし私たちは今ここに居ます。この場所から遠く離れた所でVFXを志しているみんな! ハリウッドが君たちにも挑戦権がある事を証明してくれたよ! 最後にスタッフキャストを代表して、去年失った我々のプロデューサー、阿部秀司さんに言いたいです。「俺たちはやったよ!」 ありがとうございました!」と、溢れる喜びの気持ちを伝えた。 長い歴史を持つアカデミー賞の中で、監督として「視覚効果賞」を受賞したのは『2001年宇宙の旅』のスタンリー・キューブリックのみであり、山崎監督は55年ぶり、史上2人目の受賞監督となった。また、日本映画だけでなく、アジア圏の映画で同賞を受賞した実績はなく、映画の歴史を変える史上初の快挙を果たした。 映画『ゴジラ-1.0』は現在公開中。
otocoto編集部
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