韓国大統領代行とバイデン米大統領が電話協議 同盟強化で一致
韓国で14日から大統領代行を務める韓悳洙(ハンドクス)首相と米国のバイデン大統領が15日、電話協議し、米韓同盟の維持と強化のために努力することで一致した。韓国政府が発表した。 韓氏は、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領=職務停止中=の戒厳令宣布に伴う一連の混乱を念頭に、「今後の国政は全て、徹底的に憲法と法律に従って行われる」と説明。北朝鮮の核の脅威に加え、ウクライナ戦線でのロシアと北朝鮮の軍事協力が急速に進んでいることを挙げ、米韓の軍事協力を「これまで以上に強固にすることが重要だ」と述べた。 バイデン氏は「韓国の民主主義を信頼する」と応じ、米韓同盟や日米韓協力の強化のため「韓国側とともに努力していく」と話した。 韓氏は尹氏が14日に国会での弾劾訴追案可決で職務停止となったことに伴い、大統領代行を務めている。【ソウル福岡静哉】