【侍ジャパン】井端弘和監督「勝てばいい。選手が非常によくやってくれた」 自らに重圧をかけた初戦 目が充血
◆ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 1次リーグB組 日本9―3オーストラリア(13日・バンテリンドーム) 連覇のために、絶対に勝たなければならない。大会前から自らに重圧をかけて臨んだオーストラリア戦に勝利した侍ジャパン・井端弘和監督(49)の目は充血していた。「非常にホッとしています。どんな点差でも勝てばいいと思っていた。点を取れるときにきっちり取れた。選手が非常によくやってくれました」。こみ上げてきたのは、喜びよりも安ど。試合直後、かわいた喉から声を絞り出した。 「とにかく初戦が大事」との言葉通り、この一戦にかけていた。宮崎での事前合宿を打ち上げた6日、名古屋に向かうチームのチャーター機には搭乗せずに東京へ。7日に向かったのは、オーストラリアがセガサミーと練習試合をしていた府中市民球場だった。自分の目で難敵をチェックして練った対策が実を結んだ。 12日は名古屋市内の飲食店で、好物のチキンライスを食べて“出陣式”を完了。勝負メシの効果もあって「自分のプロ野球生活がスタートした場所で初戦を迎えられてありがたいし、たくさんのファンの前で勝ててうれしいです」と、中日時代の思い出が詰まった名古屋、バンテリンDで白星発進し「台湾に行っても全力でやるだけです」。気持ちは連勝を狙う15日の韓国戦(台北D)に向かっている。(阿見 俊輔)
報知新聞社