《貴重なフォトを独占入手!》メジャーを撮り続けるカメラマンが見た”素顔の大谷翔平”
「大谷は撮りづらいですね」 そう語るのは、メジャーリーグで30年近く撮影を続けるスポーツカメラマンの田口有史(たぐちゆきひと)氏(51)だ。今季は打撃3部門でトップを争い、三冠王も狙える活躍の大谷翔平(30)。そのスーパースターを「撮りづらい」とはどういうことだろう。田口氏が続ける(以下、発言は同氏)。 【画像】貴重フォトを独占入手…!スーパースター大谷翔平の素顔写真(写真20枚) 「ルーティンがないんです。例えば他の選手なら、ヒットを打てば毎回味方のベンチに向かい笑顔を見せるでしょう。しかし大谷は、その時々によって表情が違います。本塁打を打ってチームメイトから『ヒマワリの種シャワー』を浴びても、下を向いて笑っていることもあれば、上を向いて無表情のこともある。前日の試合前にベンチで球団スタッフとキュートなポーズをしていたから、今日はそれを狙おうと考えても、イメージした写真が撮れることはまずありません。裏を返すと、想定外の難しさがあるから大谷は被写体として魅力に溢(あふ)れるのでしょう」 掲載したのは田口氏が苦心して撮った、’24年シーズン上半期の大谷の貴重なベストショット集だ。 「唯一写真に共通しているのは大谷が楽しそうなこと。ミスしてベンチに戻っても、どこか明るさがあります。(マリナーズなどで活躍した)イチローにはストイックなオーラがありましたが、大谷には別の存在感がある。今後は、大谷が見て大喜びするような写真を撮りたいです」 田口氏の作品には「永遠の野球少年」大谷の素顔が写っている。 たぐち・ゆきひと/’73年静岡県生まれ、福島県育ち。スポーツ写真家を志して東京工芸大学短期大学部へ入学。’93年に渡米しサンフランシスコ芸術大学へ編入。在学中からフリーランスとして活動し、現在でも年間150日ほどメジャーリーグを中心に撮影を続けている 『FRIDAY』2024年8月23・30日合併号より
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