NGT48山口真帆ら、それぞれの道へ 卒業の3人コメント
暴行被害を受けたNGT48のメンバー・山口真帆が18日、新潟市のNGT48劇場で長谷川玲奈、菅原りことともに卒業公演を開催した。当初は卒業する3人のみが出演するとされていたが、ゲスト出演メンバーとして村雲颯香、日下部愛菜、小熊倫実、角ゆりあ、研究生の高沢朋花、高橋七実、渡邉歩咲もそれぞれに登場して彩りを添えた。公演タイトルは『「太陽は何度でも」公演~菅原りこ・長谷川玲奈・山口真帆 卒業公演~』。「太陽は何度でも」は総合プロデューサーの秋元康氏がこの公演のために書き下ろしたオリジナル曲で、この日、アンコールで歌唱された。
アンコール前ラスト曲は欅坂46「黒い羊」
公演は午後5時に開演し、午後7時45分に終演。アンコール前の本編ラスト曲では、サプライズ登場した日下部、小熊、角、高沢、高橋を加えた8人で欅坂46のナンバーである「黒い羊」を披露。同曲は生きることの葛藤や他者との共存・対立などでもがき苦しむ姿を想起させるメッセージ性の強い歌詞が特徴で、山口の暴行被害発覚から卒業に至るまでの一連の経緯がどことなく重なる選曲ともいえる。 3人はこれでグループを卒業するが、運営側の対応に納得のいかない声はなお根強く、3月に開かれた第三者委員会調査報告書の説明会見で運営側が「持ち帰って検討したい」とした部分に関してなど、諸々の疑問点について追及する声がネット上に躍っている。 (文・志和浩司) 以下、卒業公演での3人の最後の挨拶(一部抜粋)
【菅原りこ】1日でも早くまた皆さんと笑顔で会えるように
皆さん、今日は私たちの卒業公演にお越しくださり、本当にありがとうございます。ロビー観覧やDMMで私たちを見守ってくださっている方、遠くでエールを送ってくださっている方も、本当にありがとうございます。 まずはじめに私たちNGT48は新潟の皆様に愛されながら、これまでいろんな活動させて いただきました。でも、生まれ育った大好きな新潟に何も恩返しができなくて申し訳ありません。新潟の皆さんだけでなく、NGT48を応援し支えてくださっているファンの皆様にも感謝の気持でいっぱいです。 「太陽は何度でも」、こんな素敵なタイトルをいただけて本当に嬉しかったですし、幸せです。そして私たちの為に、公演タイトルにもなっている「太陽は何度でも」という素晴らしい曲を作ってくださった秋元さんには感謝してもしきれないほどの気持でいっぱいです。この曲は私にとって心の支えになってくれる一生の宝物です。そして、こうして出会えた皆さんとの絆の証だと思っています。きっと、この曲を口ずさむ度に皆さんと出会ってからの楽しかった思い出や今のこの景色を思い出すと思います。 今日まで私を支えてくださった「チームさくらんぼ」の皆さん、私が謝るといつも叱られてしまうのですが、「ソロコンサートの夢に向かっていつしょに歩んでください」とお願いしておきながら、こんなに早い卒業を決めてしまって本当にごめんなさい。今日でNGT48を卒業しますが、皆さんとこれまで築き上げてきた絆やチームさくらんぼの輪を広げる為に皆さんがしてきてくださった努力は絶対に無駄にしないと決めました。これから先、皆さんと会えなくなってしまうさみしさや、どうしようもないくらい不安な気持ちも全部やる気に変えて、1日でも早くまた皆さんと笑顔で会えるように全力で頑張っていくから待っていてね。皆さん、今日は本当にありがとうございました。