新施設の土俵に正月飾り 木曽の総合トレセンで
木曽町相撲場(長野県木曽町新開)にある総合トレーニングセンターに29日、正月飾りがお目見えした。「土俵で汗を流す子供たちが稽古でけがをすることがなく、大会で好成績を残せるように」との願いを込めた、木曽相撲連盟の役員による恒例の迎春準備だ。 土俵2面を備える1階の相撲稽古場で、神棚のほこりを払って米や塩を供え、しめ縄や松飾りを取り付けた。突っ張りなどの稽古に使う高さ2.3メートルほどの「鉄砲柱」2本にもしめ縄をかけた。紅白のだるまの左目に墨を入れ、開眼させた。 同センターは6月に完成し、令和10年に県内で開催される国民スポーツ大会を見据えた相撲練習の拠点になっている。相撲場の年越し準備を担って30年ほどになる同連盟の施設部長・中田孝久さん(71)=木曽町新開=は「新施設で初めてとなる正月準備が整った」と安どし「子供たちも心機一転『さあやるぞ』との意気込みで励んでほしい」と願っていた。 稽古場で研さんを積む木曽相撲クラブの新年初稽古は1月11日にある。
市民タイムス