JR貨物脱線事故 残る車両を線路に戻す作業始まるも「完了めど立たず」
南日本放送
JR鹿児島本線の川内駅で起きた貨物列車の脱線事故で、現場に残る車両を線路に戻す作業が17日から始まりましたが、完了のめどは立っていません。 この事故は今月12日、JR鹿児島本線・川内駅のホーム近くで、貨物列車の前方3両が脱線したものです。 事故から5日経ちましたが、現場には脱線した3両のうち2両が残っていて、17日はこのうち前方の1両をジャッキで線路に戻す作業が始まりました。損傷した枕木の交換も始まっていますが、運転再開のめどは立っていないということです。 (JR九州・海老原毅鹿児島支社長)「作業が遅れている。砕石の中に潜り込んでいる状況。こういう形の復旧は経験がなく、時間がかかっている」 脱線事故の影響で、川内駅と隈之城駅の間は運転の見合わせが続いていて、JR九州は代替バスの運行と、川内と鹿児島中央の間で九州新幹線による代替輸送を続けています。
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