【プレビュー】南半球の市街地コース、日本とは時差わずか2時間の真昼決戦メルボルン…第3戦オーストラリアGP|F1
F1第3戦オーストラリアGP 概要
開幕からの中東2連戦を終え、2024F1グランプリ第3戦オーストラリアGPが開催される。 今シーズンここまでは、開幕戦に続き第2戦サウジアラビアGPでもレッドブルがワンツーフィニッシュを達成し、早くも独走態勢を築きつつある。特にマックス・フェルスタッペンは後続を寄せつけない圧倒的な強さでグランプリを支配している状況だ。 次戦オーストラリアGPの舞台アルバート・パーク・サーキットは、人造湖を囲む公園内の公道を一部使用する半公道コース。例年セーフティカーの出動率が高く、不確定要素を読み切る戦略も重要になる。昨年は三度の赤旗で計8台がリタイアするなど大荒れとなったが、今年はどんな展開が待ち受けているのだろうか。 また、オーストラリアGPは時差が少ないため、日本のファンにとっては数少ない観戦しやすい時間帯のグランプリでもある。さらに日本GP直前のレースでもあるため、注目度の高い一戦と言える。このままレッドブルの独走を許すのか、あるいは待ったをかける者が現れるのか。シーズン序盤の大一番は見逃せない。
オーストラリアGPの成り立ち
舞台はメルボルンにあるアルバート・パーク・サーキット。近年は第3戦だが1996年以降、ほとんどの年で開幕戦の舞台となっていたため「開幕=オーストラリアGP」という印象の方も多いだろう。 この市街地コースでは、毎年F1以外のレースは行われていないのだが、中止となった2021年にサーキットのレイアウト変更を実施。コーナーの角度を緩くしたり、右・左と続く連続シケインを全開走行可能ななだらかなカーブに変更。よりレースを盛り上げるために、平均走行速度もラップタイムも早める方針で大型改修を行った。 コース幅が狭く、ストレートが短いため、比較的コース上での追い抜きは少ないオーストラリアGPだが、2022年より細かなレイアウト改修が重ねられており、ドライバー間の駆け引きも見どころ十分。2023年は3度赤旗の荒れた展開にもなり、今季はどのようなバトルが繰り広げられるのか、とても興味深い。 ************ 【レース情報】 F1 第3戦:オーストラリアGP※日本時間 3月22日(金)10:30~フリー走行1回目 3月22日(金)14:00~フリー走行2回目 3月23日(土)10:30~フリー走行3回目 3月23日(土)14:00~予選 3月24日(日)13:00~決勝 F2 第3戦:オーストラリア※日本時間 3月22日(金)8:00~フリー走行 3月22日(金)15:30~予選 3月23日(土)12:15~レース1 3月24日(日)9:35~レース2 F3 第2戦:オーストラリア※日本時間 3月22日(金)6:50~フリー走行 3月22日(金)12:00~予選 3月23日(土)9:15~レース1 3月24日(日)7:05~レース2 ************
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