ライフセービング世界大会、成城大4年の石黒さん「銅」 下田のクラブ所属
下田ライフセービングクラブ(下田市)の石黒七都さん(23)=成城大4年、神奈川県鎌倉市=が、このほどオーストラリアで開かれた世界選手権で銅メダルに輝いた。「自分の活動を通じて、多くの人にライフセービングの活動を知ってもらいたい」と意気込む。 2年に1度の世界選手権は8月から9月にかけて開かれ、同クラブによると世界各地から約7千人が参加。石黒さんは日本代表の一員として女子ビーチフラッグスに出場した。同種目はうつぶせの状態から笛に合わせて反転、20メートル先の出場選手より少ない旗を奪い合うトーナメント戦。約100人が挑んだという。 23日には下田市役所河内庁舎に松木正一郎市長を訪ねた。「オーストラリアは文化としてライフセービングが根付いていた」と石黒さん。「これからは仕事と両立しながら世界一を目指したい」と言葉に力を込めた。 同クラブは夏季を中心に市内の海水浴場のパトロールなどを実施する。同クラブからは救命用ボートで沖合の要救助者を助ける速さを競う「IRB競技」でも、高橋颯さんと溝上晴斗さんが2種目で銅メダルを得た。
静岡新聞社