【阪神】痛恨ドローは今季5度目...首位・広島と3.5差に 2度のサヨナラ機を逃す 9回1死満塁で渡邉、小幡が凡退 10回は大山が凡打
■プロ野球 阪神1ー1中日 延長12回 (26日 甲子園) 阪神は中日に今季5度目の引き分け、33勝32敗5分の貯金1で首位・広島と3.5ゲーム差に広がった。1-1で迎えた12回、6番手・漆原は先頭・福永の三ゴロを佐藤輝が失策、代打・ディカーソンを空振り三振、山本に右安打、加藤匠に左安打で1死満塁の大ピンチでカリステを遊ゴロ併殺に仕留めた。その裏の攻撃で中日の守護神・マルティネスに途中出場・島田は一ゴロ、近本は中飛、中野も二ゴロで3人で終わった。9、10回のサヨナラ機に1本が出なかった。 先発・大竹は今季12度目の登板、試合前まで4勝4敗、防御率2.91。前回の6月12日・オリックス戦は6回を7安打4失点(自責4)で負け投手、自身2連敗中。今季の中日戦は3試合に登板、1勝1敗、防御率2.84で被本塁打は0だった。 大竹は1回、カリステに中安打、田中に右安打、板山の犠打に細川に四球で1死満塁に。石川昂を空振り三振、前川を左飛に打ち取り無失点の立ち上がり。 スタメンは前日から捕手が梅野から坂本に代ったのみ。森下3番、大山4番、前川5番、佐藤輝6番のオーダーを組んだ。 中日の先発・涌井に1回、近本は二ゴロ、中野は中飛、森下は空振り三振と3人で終わる。 2回の攻撃で先頭・大山が左安打、前川は右飛、佐藤輝は左飛、坂本は四球で2死一・二塁に。小幡がライト前に打球を飛ばすも板山に二塁走者・大山がダイレクト返球で封殺され先制できず。 大竹は2、3回とテンポよくアウトを重ね無失点に抑える。4回も1死から福永に中安打を打たれるが宇佐見を遊ゴロ併殺打に打ち取った。 4回の攻撃で先頭・森下は死球も捕手・宇佐見がボールを弾く間に二塁を狙うも走塁死。大山は空振り三振で2死から前川が右安打、佐藤輝がライトフェンス直撃のタイムリースリーベースを弾き返し1点を先制する。佐藤輝は5月11日・DeNA戦(横浜)以来の打点。 大竹は5回、山本を捕邪飛、涌井を空振り三振、カリステを中飛に抑えた。 大竹は6回は先頭・田中に右安打、板山を遊ゴロ併殺打に打ち取った。だが細川にライトポール際に9号ソロを突き刺され、1ー1の同点に追いつかれる。 大竹は7回、先頭・福永に中安打、宇佐見に犠打、山本に遊ゴロで2死三塁で涌井の代打・中島を二ゴロに打ち取った。大竹は7回を88球、7安打1四球4奪三振の1失点で降板。 8回は2番手・石井はカリステを空振り三振、田中を三ゴロ、板山を遊直に打ち取った。 打線は5、6、7回と無安打に終わる。8回に中日3番手・清水に代打・糸原は遊ゴロ、近本は二ゴロ、中野は遊ゴロにと安打が出ない。 9回は3番手・ゲラが1死から石川昂に中安打で代走・岡林、福永を空振り三振も岡林に二盗を決められ2死二塁となるが代打・大島を二ゴロに打ち取る。 9回の攻撃は中日4番手・松山に先頭・森下が死球で代走・植田、大山は中飛、前川は右中間にツーベース、佐藤輝は申告敬遠で1死満塁から代打・渡邉は空振り三振、小幡は中飛でサヨナラ勝ちとはならず。 10回は4番手・桐敷が山本を見逃し三振、加藤匠を投ゴロ、カリステを空振り三振に取った。 10回の攻撃は中日5番手・橋本に代打・ノイジーは一邪飛、近本は投ゴロ、中野が右中間にツーベース2死二塁から代打・豊田が二安打で2死一・三塁から大山が三ゴロで再びサヨナラ勝ちを逃す。 11回は5番手・岩崎が1死から板山に投内安打で代走・尾田、細川を空振り三振、途中出場・岡林を二ゴロに抑えた。 11回の攻撃は中日6番手・祖父江に前川は三邪飛、佐藤輝は左飛、途中出場・梅野は右安打も小幡は左飛に終わっていた。