◆第106回全国高校野球選手権山口大会2回戦 早鞆7―6萩商工（18日、オーヴィジョンスタジアム下関） 今夏限りでの退任を表明していた大越基監督（53）が率いる早鞆は、逆転勝ちで今夏の初戦を突破した。 ■大越ジュニアは福岡大会で奮闘も5回戦で涙【写真】 仙台育英（宮城）のエースとして1989年夏の甲子園で準優勝し、プロ野球のダイエー（現ソフトバンク）でも活躍した大越監督にとってラストサマーが幕を開けた。 1点リードを4回に追いつかれ、6回表に勝ち越されながら、その裏に一挙4点で逆転。7回にも加点した。 大越監督はダイエーにドラフト1位で93年に入団し、投手、外野手としてプレーした後、2003年限りで現役を引退。09年秋から早鞆の監督に就任すると、12年春の選抜大会に出場し、指導者として思い出の地で采配を振った。「早鞆に15年お世話になって、この夏で一区切りにしたいと思った」と、今大会前に明らかにしていた。
西日本新聞社
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