三重中学ダンス部・シリアスフレーバーJr．の皆さん＝東京都の代々木競技場で

　三重県松阪市久保町の私立三重中学校ダンス部「シリアスフレーバーJr．」（神田橋純顧問、51人）がこのほど、東京都渋谷区の国立代々木競技場で開催された「第12回全日本小中学生ダンスコンクール」の全国決勝大会に出場し、中学生の部で金賞を受賞した。 　同大会は全国の予選を勝ち抜いた計50チームが参加。学校参加による▶小学生の部＝7チーム▶中学生の部＝13チーム――と、ダンススクールなどによる▶小学生オープンの部＝15チーム▶中学生オープンの部＝15チーム――の計4部門で行われ、中学生の部では上位5チームに金賞が贈られた。 　審査は2分～2分半の制限時間内で作品点、技能力、表現力、チーム力、印象点の5項目で行われた。 　三重中は作品タイトル「さあ　始めよう」で出場。予選から一貫した演目で、ブラッシュアップして望んだ。 　カラフルなハンカチを使い、冒頭、ハンカチを高く投げてつかみ取る動きや、後半は元気あふれる振り付けで、ステージを明るく華やかに盛り上げた。8月下旬の東海予選の時より体力を強化し、足を高く上げるなど大きく華やかな振りを意識。審査員からは「曲に合わせて素直にダンスしているのが伝わった」と高評価を受けた。 　神田橋顧問は「2年間、銀賞が続いたが、3年生は最後の大会で、目標の金を達成できた。（生徒たちの）喜んでいる姿が見られてうれしい。来年の大会に向けて地道に基礎の底上げをしていきたい」と話した。