米国発のEV、製造の立役者はカワサキのロボットアーム
ロボと人とのチームワーク。 昔からバイクの分野でファンが多いKawasaki(カワサキ)。実は1969年から続くロボット開発で、自動車産業などでも活躍しています。 近年は人型のヒューマノイドも作っていますが、昔から強いのは自動車のパーツを持ち運んだり組み立てて塗装をするようなロボットアーム。
EV作りで活躍するカワサキ
Teslaより先にEVピックアップを発売したり、Amazonが10万台を発注したEV配達トラックを作るアメリカの電気自動車メーカーRivian(リヴィアン)の工場では、カワサキのロボアームがたくさん働いています。 その様子がYouTubeにて公開されていました。 ここではリヴィアンの代表的なモデル「R1T」と「R1S」、そしてAmazonの配達で使用されている「EDV700」と「EDV500」を作っており、かつて駐車場だった敷地を潰して巨大な施設となっています。
恐竜みたいな巨大ロボアームも
プレスで外装を成形し、それをどんどん次の工程に送るのはロボアームのお仕事。自動車のボディは大きくて長いので、必然的にアームも巨大なものが使われます。 動画の中では青や白や黄色の巨大アームがずらりと並んで動いていて、かなり圧巻の景色。 また、「R1」はおよそ200社から集められた2,000個のパーツで作られるんだそう。完成するとちゃんと動くか細かなテストが行なわれ、雨を降らせて防水のチェックも行なわれます。ロボットアームと人間の従業員たちのチームワークがあってこそですね。
工場見学は楽しい
これまではTesla(テスラ)のギガファクトリーや、ギガ・ベルリン内でのドローン映像などでも工場見学をしてきましたが、テスラ以外のEV工場を見学できるのはレアかもしれませんね。日本発のカワサキが活躍しているのも嬉しく思います。 以前はテスラのロボットたちが恋人探しをしていたので、ここのロボたちに良い相手が見付かったりして? Source: YouTube, Kawasaki Robotics (1, 2) via IEEE SPECTRUM
岡本玄介