DeNAドラフト1位・竹田祐「2桁勝利するのが目標」 ヤクルト・村上、日本ハム・清宮らと同じ1999年度生まれ「ビビらずに突っ込んでいけたら」
DeNAにドラフト1位で指名された竹田祐投手(25)=三菱重工West=が26日、神戸市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金1億円、年俸1600万円で合意した。先発の即戦力として期待される最速153キロ右腕は「プロ野球選手になる自覚が芽生えてきた。2桁勝利するのが目標。勝てるピッチャーになりたい」と決意を込めた。 ヤクルト・村上、日本ハム・清宮ら若くして脚光を浴びてきたスラッガーと同じ1999年度生まれ。高卒でプロ入りした村上らに対し、自身は明大を経て社会人から入団。2度のドラフト指名漏れを経験した。それでも「遠回りだとは思っていない」とキッパリ。「ずっとテレビで見ていた(同世代の)人と来年から対戦するかもしれない。ビビらずに突っ込んでいけたら」と腕をぶした。 明大でともにプレーした2学年上の伊勢、1学年上の入江と再びチームメートとなる。大学時代は東京六大学のリーグ戦で先輩2人とリレーした試合があったという。2人から歓迎の連絡を受けており「仲はいいです」と笑った。プロでも同様の継投を思い描き「そのピースに入れるように頑張りたい」と言葉に力を込めた。(鈴木智紘) ■元阪神・北條史也へ恩返し約束 竹田は元阪神の北條史也内野手(30)と三菱重工Westで今季ともにプレーした。ドラフト会議後に「1位すごいな」と声を掛けられたという。北條は2013年に青森・光星学院高(現八戸学院光星高)からドラフト2位で阪神に入団した内野手。4年目には122試合に出場した。竹田は「本当にお世話になった。いい報告ができるように頑張りたい」と感謝を口にした。