和歌山「たま神社」新年準備 現猫駅長が来年の安全運行誓う
和歌山県紀の川市の和歌山電鉄貴志川線貴志駅で26日、猫の「たま駅長」が死後に祭られている「たま神社」ですす払いなどの新年を迎える準備があった。同駅の現猫駅長で神社宮司でもある「ニタマ」や伊太祈曽駅(和歌山市)の猫駅長「よんたま」も登場し、今年の感謝を伝え、来年の安全運行を誓った。 【写真まとめ】猫駅長らの新年準備の様子 電鉄の小嶋光信社長(79)や、沿線住民らでつくる「貴志川線の未来をつくる会」が参加。ササの葉ですす払いをした他、しめ縄を張り替え、新しいのぼりを立てた。 2匹は元気よく鳴き、広報担当者らがニタマの鳴き声を「いい1年でございましたニャン」、よんたまは「来年もたくさんお客さんが来てくれますようにニャン」とそれぞれ代弁した。 小嶋社長は「今年は外国人観光客も多く来ていただき、世界の和歌山電鉄として認められてきた。来年もにぎやかになることを心から願う」と話していた。【大塚愛恵】