バンカーではフェースをどこから砂に入れるのが正解!? 藤井美羽
「ガードバンカーが苦手な人」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーNさんの悩み】 「グリーン周りのあごの高いガードバンカーが苦手です。セオリー通りにオープンスタンスで、カット軌道で振っているのですが、うまく脱出するのは5回に1度程度…。どうしたら毎回うまく打てるのですか?」 【画像】転がしアプローチでの正解は? 【藤井美羽のレスキュー回答】 ボールを直接打たずに砂を爆発させて飛ばすエクスプロージョンショットは、ボール手前にクラブを入れて打つと分かっていても、確実にうまく砂を取ることは難解です。そこで私が大事にしていることはイメージ。頭の中でどれだけいつも同じイメージで打つことができるかを重視しています。
1. 腰を落として重心を下げる
まずアドレスでは、重心を下げることがポイントです。腰を落とすことで自然と手の位置がハンドダウンとなり、適度な横振り軌道になることでボールが上がりやすくなります。ハンドアップのまま縦振り軌道では、高さも飛距離もコントロールしにくいです。
2. アドレスの状態にヘッドを戻す
アドレスからフィニッシュまで体重は常に左足に置きます。右に体重を移動させたり、体の軸を左右にブレさせるのは絶対にNG。全てのショットに共通して言えることですが、特にバンカーでは構えた位置にヘッドを戻すことをどれだけイメージできるかが成功へのカギになります。
3. クラブはネックから入れる
フェースを開いてオープンスタンスに構えるため、スイングはヘッドをスタンスの向きに出すのが正解です。バックスイングは高く上げ、フォローは低く出す。カット軌道で振りますが、コツはインパクトゾーンでクラブをネック側から砂に入れること。ボールがフェース面を斜めに擦っていくイメージが重要です。
ショットと同じようにフェースを真っすぐ使うイメージだと、砂を余分に取ってしまいダフリの危険性が高くなります。フェースを斜めに長い面積を使うイメージを持つことで、毎回同じようなショットを再現できます。
藤井美羽(ふじい・みう) 2004年生まれ、愛知県出身。6歳からゴルフを始め、ジュニア時代に「中京テレビ杯中部学生」「愛知県アマ」「愛知県ジュニア」優勝。高校3年生だった22年プロテストに一発合格。昨年「山口周南レディース」では7位タイの成績を残す。ゴルフ以外のスポーツ歴はダンスとキックボクシング。趣味はピアノ、イラスト描き、アニメ鑑賞。