宝塚音楽学校、40人が入学式 歌劇の舞台へ、2年間稽古
宝塚歌劇団（兵庫県宝塚市）の俳優養成機関「宝塚音楽学校」（中西達也校長）で19日、第112期生の入学式が開かれた。倍率12倍の入試に合格した40人が宝塚歌劇の舞台を目指し2年間、稽古に臨む。 宝塚歌劇団では、昨年9月に女性俳優が急死。遺族側は上級生らのパワハラなどが原因の自殺だと主張し、親会社阪急阪神HDは今年3月、パワハラを認め補償する内容で遺族側と合意したと発表した。112期生の入試倍率は2000年以降で最低だった。 村上浩爾理事長は祝辞で「伝承や慣習が積み重なり過剰な気遣いが生じている。芸事の向上に寄与しないルールも残っており、時代に合わせてアップデートする」と語った。
