年収600万円の平均貯蓄額はいくら?手取りから貯蓄に回せるのは結局どのくらい?
将来や老後に備えてどのくらい貯金していくかを考えるためにも、今の自分の貯蓄額が多いか少ないかを確認しておくことが大切です。 特に、同じくらいの年収の方の平均貯蓄額と比較することは、大変参考になるはずです。今後も計画的に貯金を継続していくために、調べてみるとよいでしょう。 本記事では、年収600万円を例に挙げ、およその手取り額と平均貯蓄額とともに、どれくらいの金額を貯金へ回せるのかについてご紹介します。
年収600万円だと手取りはどのくらい?
手取り額とは、所得税や住民税・社会保険料などを差し引いた後の、実際にもらえる金額のことです。一般的に手取り額は総支給金額の75~85%になるといわれているため、およその金額を知りたければ月給や年収の額面に0.75~0.85をかけて計算してみましょう。 この場合、年収600万円なら約450~510万円になります。ただし、年収が同じでも差し引かれる金額は配偶者や子どもの有無などによって異なるため、給与明細をよく確認しておきましょう。
年収600万円の平均貯蓄額はいくら?
金融広報中央委員会の家計の調査結果によると、年収500~750万円未満の平均貯蓄額は表1のようになっています。
※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」を基に筆者作成 二人以上世帯・単身世帯ともに最も多いのは3000万円以上の13.5%・21.8%で、年収600万円前後の収入がある方はしっかりと貯金していることが分かります。 まずは、自分と同じくらいの年収で貯蓄額も同じくらいの人がどれだけいるのか、チェックしてみるとよいでしょう。
計画的に貯金を継続しよう
年収600万円だと手取りは450~510万円前後になる場合が多いため、そのなかから月々どのくらい貯金に回せるのかを考えてみましょう。3000万円以上の貯金額を目指す場合は、月々約10万円ずつ貯金をするだけでも、25年で3000万円以上ためられます。 できるだけ早いうちから貯蓄を増やしておくことで、病気やけがなど万が一のときのために備えられるとともに、安心して老後を迎える準備ができます。 年収600万円を超えると税金の額も高額になる可能性が高いため、生命保険料控除や医療費控除などの所得控除を利用し、節税を意識することも大切です。また、自分に合った資産運用の方法についても探しておくとよいでしょう。 出典 知るぽると 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」 二人以上世帯調査 統計表番号3 金融資産保有額(金融資産保有世帯) 単身世帯調査 統計表番号3 金融資産保有額(金融資産保有世帯) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部