ハンドボールでパリ五輪出場の吉野樹選手 得意技の「タツキエール」で活躍を誓う 愛知・刈谷市
心の支えは?
平日は朝8時半から午後3時まで働き、4時からは練習。 忙しい毎日を送っています。 Q. 休みはあるか 「仕事は、土日が基本的に休み。リーグ戦の試合が土曜日などにあるので、日曜日しか休めなかったり。体も心もキツイ」(吉野選手) そんなハードな日々の中、心の支えとなっているのが―― 1歳9カ月の息子・寛人くんの存在です。 オフは、寛人くんと一緒に過ごすことのできる貴重なひととき。 しかし日本代表の合宿や遠征などで、1カ月以上会えないこともあるといいます。 「会えない時は寂しくなるけど、遠征から帰ってきた時に、寛人くんは何ができるようになったんだろうという楽しみもある」(吉野選手)
我が子に会えない寂しさに耐え…
Q. 会えない間に、寛人くんはどんなことができるようになっていたか 「本当に小さい時は寝返りができていたり、伝い歩きができていたり、しゃべれるようになっていたり、体の大きさも全然違うし、そういうことがいっぱいありました」(吉野選手) 我が子に会えない寂しさにも耐え、掴んだのは日本代表36年ぶりのオリンピック自力出場。 「いろいろなものを犠牲にしたり、好きなこともできず、パリ五輪出場のために頑張ってきたので、報われて良かった瞬間」(吉野選手)
タツキエールで活躍を誓う
パリオリンピック開幕まで、あと50日。 自身2度目の大舞台で、活躍を誓います。 吉野選手: 「東京五輪では、決勝トーナメントに進出できなかったので、まずは決勝トーナメントに進出できるよう頑張る」 濱田アナ: 「タツキエールがあれば大丈夫」 吉野選手: 「タツキエールで、消える魔球を打ちたい」