【田中角栄伝説】カネを貸すとき低姿勢!政敵の葬儀にヘリで駆けつけ!(ウソ?ホント?)
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年4月5日に公開された動画ではゲストに田中角栄元首相秘書の朝賀昭氏をお招きし、田中角栄氏の有名な伝説の真偽について語っていただきました。 田中角栄氏の有名伝説はウソ・ホント?!秘書の朝賀氏が徹底解説! 【このトピックのポイント】 ・カネを運ぶ秘書に「低姿勢で渡せ」と指示していた?! ・政敵の葬儀にたった一人で出席するその心とは?! ・この人誰だっけ?田中角栄式名前の聞き出し方の真相に迫る!
23年間、田中角栄氏の秘書を務めた朝賀氏は「今でもお仕えをしている気持ちで日々過ごしている」と話します。 「田中角栄秘書」という6文字の肩書きに誇りを持ち「田中先生が好き。今でも好き」と話す朝賀氏に田中角栄氏の伝説のエピソードについて語っていただきました。
カネを運ぶ秘書には「低姿勢で渡せ」と指示していた?!
田中氏には、資金援助を求められた時、資金を運ぶ秘書に「低姿勢で渡せ」と指示をしていたというエピソードがあります。 朝賀氏は「お金に困って藁にもすがるような時に、上から目線で渡したらお金が生きないというのが田中先生の哲学」だと語ります。 「困ったときは誰でも手を差し伸べろ」というのが田中氏の基本的な教えでした。 「対応が悪かったりしてるとね、えらくオヤジさんに怒られたっていう人もいたよ。あんな態度で接するもんじゃないとか」と当時を振り返ります。
政敵の葬儀にも出席するその心とは?!
政敵でもある社会党・河上丈太郎元委員長の葬儀に、田中氏は自民党から一人だけ参列しました。 「政党同士の戦いは、天下国家を論じるわけであり、個人的に嫌悪感をもっているというのはなかった」と朝賀氏は話します。 予算委員会でも本会議場でも「あんなこと言わなくていいじゃないか?」と思っていた人のところに手を差し伸べる行為は「僕らは複雑なんですよ」と朝賀氏は振り返ります。 田中氏は予定を全てキャンセルして、ヘリコプターで葬儀に駆けつけたというエピソードも。「田中先生は、人が一番困っている時、一番悲しい時、どん底の時に力を貸すことが優先順位の一番だった」と語っていました。