一億総「副業」社会に備え、知っておくべき6つのセオリー。6桁を稼ぐフリーランサーコーチが伝授(海外)
2. ギグワーカーは単独のプラットフォームに頼るべきではない
フリーランサーを志す人の多くが、アップワークやファイバー(Fiverr)のようなギグプラットフォームを利用するが、ディクソン氏はそれらに過度に依存しないことが大切だと述べる。 「伝統的な9時から5時の仕事に頼るべきではないのと同じで、副業やフリーランス活動でも、ひとつではなく、多様なプラットフォームを用いるよう、私は勧めている」 代わりに、彼女は仕事を分散させることを提案する。言い換えれば、収入源を複数に増やし、個人ブランドを築き、戦略的な関係をクライアントや協力者と直接結ぶということだ。このアプローチを通じて、ひとつのプラットフォームに依存することで生じるリスクや制限から自分を守ることができる。 ディクソン氏自身、フリーランサーとしての自らのキャリアでも、この戦略を実践してきた。複数のクライアントと長期的な契約を結び、収入の多様化と安定化を促した。また、コンサルティングも行ない、関連ソフトウェアと主要なアフィリエイト契約を結び、キャリアを通じて集めてきた専門知識を生かしてインフォメーション製品もつくり、さらには報酬をもらって講演も行なっている。
3. テクノロジー業界で働く人にはデジタル副業が最適
これまで、彼女のVAのクライアントの多くが、特にテクノロジー業界で、気まぐれな解雇の犠牲者になってきた。だが、ディクソン氏は、テクノロジー業界の労働者は、自らの特技を生かしてデジタル副業を行なえば、成功する確率が高いと指摘する。ウェブサイトの開発、アプリ開発、テクニカルサポート、プロダクト開発、ブログやYouTubeチャンネルの開設などだ。 フリーランサーとしてお金を稼ぐこともできる。ジップリクルーター(ZipRecruiter)のレポートによると、アメリカ合衆国のフリーランサーは平均しておよそ10万ドル(約1500万円、1ドル=150円換算:以下同)の年収を得ている。27万5000ドル(約4125万円)もの収入がある人もいる。副業をしている、あるいはするつもりの人々には朗報だろう。