英メディアはベルギーを優勝候補評価。クリンスマン氏も「戦術を変え協調」
同じく英国のインディペンデント紙は「ベルギーが史上最高の勝利に浸り、ブラジルはズリ落ちた」との見出しを取り「数年後に、未来の世代は、世界最大で最も誇りあるサッカー大国が、サンパウロよりも少ない人口の国にどのように撃退されたのかを不思議に思うだろう」とベルギーの勝利を伝えた。 記事は「ウィガン・アスレチックでFAカップを制したことで知られるマルチネス監督は想像力溢れるチームをピッチへ送り出し、ブラジルは、それに対応できるまで試合の半分を要した。ボール保持のときは3バック、持っていない時は4バックというフォーメーションを取ったのは素晴らしかった。ベルギーのゴールを守ったティボー・クルトワも見事だった」と、マルチネス監督の采配とディフェンスシステムを評価。 さらに「本当の勝利は、前線の3人に与えられるものだろう。鋭敏なケビン・デ・ブライネ、危険をものともしないロメル・ルカク、するすると捕まることのないドリブルを見せるアザール。そして全員が水が流れるように動いていた。彼らの後ろでは、マルアン・フェライニと、アクセル・ヴィツェルが堅実な中盤となり、この恐るべきアフロヘアの2人は2列目として、チャンスをつくることもパスを供給することもなかったが、単純に(ブラジルを)抑え、防ぎ、ダメにした」と、スター軍団の個の力を絶賛した。 そして、「コンパニがチームメートと集まりできた輪の中でこぶしを高く上げた。すべてのチームメートが彼に続いた。さまざまな形で成熟を迎えたように感じた。次の火曜日にサンクトペテルブルクでフランスが待ち構える。だが、ベルギーは誰も恐れない」と、準決勝のフランス戦もベルギー有利であることを伝えた。