【七五三】3歳の娘がいます。友人が七五三で「10万円」ほど出費があったと言っていました。半分ほどに費用を抑えられないでしょうか?
七五三にかかる費用が心配で、費用を抑えたいと考えている方も多いでしょう。友人から「七五三で10万円ほどかかった」と聞くと、予算が気になるのは当然です。 本記事では、七五三の費用を抑えるための具体的な方法やアドバイスをご紹介します。 ▼子ども名義の口座に「月3万円」ずつ入金してるけど、将来口座を渡すときに「贈与税」はかかるの? 非課税にすることは可能?
七五三にかかる費用の内訳
これから七五三を迎える家庭にとって、具体的な費用や相場は気になるポイントでしょう。七五三の費用総額の相場は4~20万円程度と、衣装や食事など内容によって幅があり家庭によって異なります。七五三にかかる、主な費用内訳は以下の通りです。 ・衣装代 ・初穂料 ・記念撮影費用 ・食事会費 その他、着物のしみ抜き、内祝いなどが必要になる場合もあります。 ■七五三の祈祷でかかる初穂料 初穂料は、神社での祈祷のお礼として納めるお金のことで、通常はのし袋に入れて渡します。お寺で祈祷を受ける場合には、水引の上部分に「初穂料」「玉串料」「御祈祷料」「御布施」、下部分にお子さまのフルネームを記入し、のし袋に入れて渡すのが一般的です。 初穂料の金額は、神社や地域によって異なることもありますが、一般的には数千円ほどです。例を出すと、京都の伏見稲荷のお初穂料は3000円~となっています。事前に参拝予定の神社に確認しておくと安心できます。
七五三の費用を抑えるポイント
七五三には多くの費用がかかるため、できるだけ節約できる部分は節約したいところです。そこで、七五三の費用を抑えるためのポイントをいくつかご紹介します。予算内に収めるために、以下の方法をチェックしてみてください。 ■衣装はレンタルする 七五三の衣装代を節約するためには、レンタルやお下がりを活用する方法があります。購入すると高額になりがちな着物も、レンタルなら費用を抑えられます。 レンタルのメリットとして、自宅での保管やメンテナンスが不要な点があげられます。レンタル料に着付け代が含まれるケースが多く、豊富な種類のなかから好みの着物を選べるのも魅力です。 ただし、人気の衣装は早く予約が埋まってしまうこともあるため、早めの準備が重要です。また、中古の着物をリサイクルショップで購入したり、家族や親戚からお下がりをもらったりすることもコスト削減につながります。 さらに、写真撮影をフォトスタジオで行う場合、スタジオで提供される着物やドレスをレンタルするという手もあります。ただし、スタジオのセットプランは比較的リーズナブルですが、プラン外の選択や衣装のグレードによっては追加料金が発生することもあるので注意が必要です。 また、同じ衣装を姉妹で共有する予定がある場合は、一般的には3歳と7歳で着用することになります。このような場合は、レンタルよりも購入するほうが長期的には経済的かもしれません。 ■写真撮影の時期をずらしたり自分たちで写真を撮ったりする 七五三は11月15日に行われる行事であり、その前後の時期に多くの家庭が七五三を祝います。フォトスタジオでは、七五三のピークである10~11月を避けて撮影する場合、割引キャンペーンを実施していることが多いです。 こうしたキャンペーンを利用することで、費用を抑えつつ撮影が可能になります。 また、混雑を避けて予約がしやすくなり、希望の衣装も選びやすいというメリットがあります。撮影の時期を少しずらすだけで、数千円から数万円の節約ができることもあるでしょう。費用を抑えたいのであれば、ぜひ、前撮りや後撮りを検討してみてください。 さらに予算を抑えたいのであれば、自分たちで写真を撮るのもおすすめです。家族が撮影することで費用を節約できます。最近ではスマホやデジタルカメラ、一眼レフカメラの性能が向上しており、一般の人でも十分きれいな写真を撮影できるようになっています。 また、家族が撮影することで、子どももリラックスしやすく、自然な表情を引き出せるという利点があるでしょう。時間を気にせずゆっくりと撮影できるのも魅力です。
七五三の費用は工夫次第で大幅に抑えられる
七五三の費用は、工夫次第で大幅に抑えることが可能です。レンタルやお下がりの活用、撮影時期の工夫や自分たちでの写真撮影など、さまざまな方法を取り入れることで思い出に残る七五三を、費用を抑えて楽しむことができます。 これらの節約ポイントを参考に、家族にとって最適な七五三の準備を進めてみてください。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部