お笑いタレントのほんこん

　タレントのほんこん（60）が27日、ABCテレビ「教えて！ニュースライブ　正義のミカタ」（土曜前9・30）に出演し、いっこうに進まない政府の石川・能登半島地震支援に怒りの声を上げた。 　番組では日米首脳会談に関連して、米国の9兆円を超えるウクライナ支援で、日本の全面的協力を示唆。その政治判断に、ほんこんが「それよりも、なんで能登の復興こんなに遅いねん！なんで予備費でやってんねん！補正予算組めや！水道も通ってないねんで」と声を荒げた。 　この意見に、元財務省官僚で経済学者の高橋洋一氏も同調。「震度7があった地域には普通1カ月で災害復旧補正予算を作るんです。補正予算を作るとドーンとお金が出るんだけど、予備費にすると各省庁がチマチマして細かくやるから時間がかかる。ぼくもいろんな予算をやってきたけど震度7で補正予算がないのは聞いたことがない」と、政府の判断に首を傾げた。 　高橋氏がさらに驚いたのは財務省の財政審議会の内容。そのメンバーの発言で「コストで考えます」という発言があったという。高橋氏は「コスト感覚で災害復旧というのは私は聞いた事がない」とあきれた。さらに、人口に言及した発言もあり「つまり、人口が少なくてコストのかかるところは見捨てると私は読めちゃった」と、遅々として進まない能登の復興の要因は政府の対応遅れである可能性を指摘した。