「陰謀論者が…」反ワクチン主張のロバート・ケネディ・ジュニア氏就任「厚生長官」がトレンドに
「厚生長官」というワードが15日、インターネット上のトレンドワードに浮上した。CNNなど米メディアが14日(日本時間15日)、米大統領選に勝利し、来年1月に発足させる新政権の人事を進めるトランプ次期大統領(78)が、厚生長官に、弁護士のロバート・ケネディ・ジュニア氏(70)を指名する見通しだと報じられたのを受けたもの。 ケネディ氏は、ワクチンに反対する立場をとっており、新型コロナウイルスのワクチンについても懐疑派として知られる。 SNS上には「これはいいな」「期待しています」など好意的な反応がある一方、「ちょ、待って!」「まさにアメリカンジョーク」「陰謀論者が米政権入りかぁ」「世界トップの超大国の公衆衛生を反ワクチンの陰謀論者にするのは相当まずいだろ」「日本が一生懸命作ったワクチンも売れなくなりそう」「トランプ2期目の地獄っぷり…何コレ」など、懸念するコメントも寄せられている。 ケネディ氏は、1963年11月にダラスで暗殺されたケネディ大統領のおいで、ケネディ政権などで司法長官を務め、兄同様に暗殺されたロバート・ケネディ元上院議員の息子。今回の大統領選では、民主党から無所属に転じて出馬し、当初は「第3の候補」として期待を集めたものの広がらず、最終的には選挙戦から撤退し、トランプ氏の支持に回っていた。 米国では「ケネディ家の異端児」とも報じられている。