巨人、4時間25分の死闘もぐったりドロー…阿部監督「チャンスで打てない」 明るい材料も!立岡2季ぶり1軍
(セ・リーグ、巨人1-1中日=延長十二回規定により引き分け、10回戦、巨人5勝4敗1分、21日、東京D)次の1点が遠かった。巨人は4時間25分の死闘の末に1-1で今季4度目の引き分け。7投手の継投で踏ん張っただけに阿部慎之助監督(45)は「投手は何にも責められない。チャンスで打てないだけ」と嘆いた。 【写真】巨人、立岡宗一郎 2年ぶりに支配下復帰した 打線は高橋宏の前に六回まで5安打と沈黙した。五回1死満塁では岡本和が空振り三振、続く坂本も右飛と上位打線が凡退。得点圏に走者を進めながら、12残塁とあと一本がでなかった。 4戦白星なしだが、明るい材料もあった。この日、支配下選手に復帰した立岡が「2番・右翼」で先発出場した。左膝前十字靱帯損傷の大けがを負った一昨年6月9日の西武戦以来となる1軍の舞台。安打こそ出なかったが、2つの犠打を決めた左打者に指揮官は「いい仕事をしてくれた。これくらいはできる選手」と目を細めた。 「(打席で)何とかしようとしているのは見えているので、明日は打ってくれるでしょう」と指揮官。打線の奮起に期待して球場を後にした。(樋口航)