梅雨の晴れ間に咲き誇るユリ 大阪・舞洲で鮮やか250万輪
ゆり娘登場 梅雨の晴れ間に咲き誇るユリ 大阪・舞洲で鮮やか250万輪 THE PAGE大阪
4日の近畿地方は、朝から気持ちのいい青空が広がった。前日に梅雨入りしたものの、大阪市内では湿度の方も午後に入り20%台になっており、最高気温も同日午後3時までに27.7度とすごしやすい一日となった。大阪市此花区北港緑地にある「大阪舞洲ゆり園」では、色とりどりの花が咲き誇り、多くの来園者の目を楽しませている。
一面に広がる250万輪のユリと海
同園入り口に行くと、ふわっといい香りが潮風にのって漂ってくる。そして、一面に広がる色とりどりのユリと、太陽の光できらきら輝く大阪湾が一気に視界に入り別世界に来たような雰囲気に包まれる。同園関係者によると、園内には「250万輪」ものユリが咲いており、同日も見ごろを迎えているという。 また、大阪湾に浮かぶ数々のタンカーや兵庫県神戸市、そして淡路島や明石海峡大橋まで十分見ることができる。「きょうほど良い天気は珍しいですね。私もちょっとビックリするくらいです」と関係者は笑顔で話す。
貴重な梅雨の晴れ間に花楽しみたい
大阪市福島区から来たという女性(43)は「きょうはラジオで『貴重な梅雨の晴れ間』と言っていたので、ここのテレビCMを見たのを思い出し来てみた。けど、平日にこんなに人が来てるとは思ってなくて。花も喜んでるんちゃいますか」と話す。 また、大阪府和泉市から来たという男性(65)は「カメラを2台持って来たんで、きょうは撮りまくるで」と気合十分。また「ユリはなんぼでも撮れると思うんやけど、海の景色と一緒にこんだけ撮れるのはココしかないと思うんで。きょうみたいな天気は当分ないやろから、思う存分撮りますわ」と続けた。
苗字か名前に「ゆり」つけば入園無料
貴重な梅雨の晴れ間ということで、平日にもかかわらず多くの人でにぎわう同園。ただ、舞洲という埋め立て地にあるため、車がない人は、大阪市此花区にある西九条駅などから出る大阪市営バスの直通便を利用する人が多かったが、昼の便ではバスに乗り切れず、通常のバスを待つ人が多数出るほどの人気となった。 だが「どうしても見たい」という人は待つのも気にせず、バス停で知らない人同士が「どんなユリ咲いてるかな?」と、会場に着く前に話しに花を咲かせていた。 同園では「ゆり娘」に選ばれた女性2人が来園者の案内をしたり「一緒に写真撮って~」と声をかけられ撮影に応じるなど大忙し。女性らは「きょうがいちばんいいかもしれません。ぜひ、このユリ園に来てたくさんの花を楽しんでくださいね」と笑顔でPRしていた。 期間は7月5日まで。開園時間は平日が午前9時~午後5時。土・日・祝は午前9時~午後7時までとなっている。入園料は大人1200円、子ども300円だが、苗字か名前どちからに「ゆり」とつけば、チケット売場で証明書を提示して入園料無料となる。詳しい問い合わせは(0570・02・1187)まで。