町田啓太、まひろに逆襲される公任は「クセになっている」 互いに知らない不思議な縁
まひろと公任が初めて言葉を交わしたのは第33回。左大臣・道長の依頼を受けて「源氏物語」を書くために藤壺に上がり、中宮・彰子(見上愛)の女房として働き始めたころ、公任が斉信と共にまひろの局を訪ねる。この時、二人は彰子の女房たちが「頼りにならない」と悪口を言い出し、それを聞いていたまひろがかつての恨みを晴らすかのように「わたしのような“地味でつまらぬ女”は己の才を頼みとするしかございませぬ。左大臣様のお心にかなうよう精一杯励みます」と“逆襲”した。
3月に行われたトークショーでは、吉高が町田に「本当に格好いいし、優しい。顔も心もキレイなので嫌いになる方法を教えてほしいぐらい」と褒め殺しにしていたが、町田は初めてまひろと会話を交わした第33回のシーンをこう振り返る。
「吉高さんとは以前も共演させていただいて、その時もそうだったんですけど、率先してコミュニケーションを取ってくれて救われる場面がたくさんあったので、今回も楽しみにしていたんですね。本当に変わらない感じで嬉しかったんですけど、ふと過去に共演した時のことを思い返してみると僕、結構いじられるというか突っ込まれていたなと(笑)。だから、公任とまひろの関係とあまり変わらないかもしれないです(笑)。もちろん、悪態をついたりはしないですよ!(笑)。33回でようやく言葉を交わすことが出来て。公任が『藤壺にあがれてよかったな』と偉そうにほざいていましたが、まひろに思い切りちくりとやられて楽しかったですね(笑)」
また、第36回では宴席の場で酔った公任がまひろに絡むシーンが話題に。道長が、孫である敦成(あつひら)親王の誕生50日を祝う「五十日の儀」を開いた際、公任はまひろの近くによると「このあたりに若紫はおいでかな? 若紫のような美しい姫はおらぬなぁ」といい、またしてもまひろが「ここには光る君のような殿御はおられませぬ。ゆえに若紫もおりませぬ」とピシャリ。顔を合わせるとそんな調子の二人だが、町田からすると公任はまんざらでもないのではという。