ラノベ表彰企画「このラノ」総合首位に『負けヒロイン』キャラ部門も「八奈見さん2位」獲得し話題に
毎年発行される宝島社のライトノベルガイドブック「このライトノベルがすごい!」の2025年版が11月26日に発売されるを前に、出版各社が受賞作を発表。総合首位を小学館「ガガガ文庫」より刊行中のライトノベル作品『負けヒロインが多すぎる!』が獲得していたことがわかった。 【動画】ヒロイン2位も「さすが」と話題の「マケイン」首位獲得記念でPV公開 同作からは「イラストレーター部門」でイラスト担当のいみぎむる氏が首位を獲得したほか、キャラクター男性部門では主人公「温水和彦」が首位、そしてキャラクター女性部門ではヒロインのひとり「八奈見杏菜」が2位に。Xのトレンドワードにも「八奈見さん」が挙がっている。 『負けヒロインが多すぎる!』は、小学館「ガガガ文庫」にて刊行中の雨森たきび×いみぎむる によるライトノベル。第15回小学館ライトノベル大賞・ガガガ賞を受賞したほか、「マンガワン」(小学館)にてコミカライズも連載中。
ガガガ史上最高売上も記録するムーブメント
想い人の恋人の座を勝ち取れなかった女の子「負けヒロイン」たちに絡まれる敗走系青春ストーリーが展開される本作は、今年7月にテレビアニメ化も果たすとまたたく間にアニメファンの間で話題に。個性豊かな負けヒロインたちが繰り広げる青春ストーリーが人気を博した。 アニメ放送後も原作本の供給不足が続き、幾度の重版を繰り返しているほか、公式によれば電子書籍販売も8月売上が「既刊、いずれも6月比25倍超」「ガガガ全体売上の82%をマケインが占め、電書としてガガガ史上最大の月間売上を達成」するなど、今年のラノベシーンを熱くした。 「このラノ」受賞発表としてはこのほか、KADOKAWA刊行の新文芸レーベル「MFブックス」より発売している『魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~』がノベルズ部門首位を獲得、その他も各レーベルから発表されている。
編集部 アニメ情報担当