成長した姿をマウンドで…悔しい経験を胸に最後の夏へ 岡山・興陽【甲子園へのキセキ】
夏の高校野球・岡山大会。興陽のキャプテンは、2023年の悔しい経験を胸に、大きく成長。最後の夏に挑みました。
5年ぶりの3回戦進出をめざす興陽。チームを引っ張るのは、キャプテンでエースナンバーを背負う高橋優真。 1回戦では、11奪三振の好投で完投勝利。2回戦進出に大きく貢献しました。 しかし2023年は、2年生ながら主力として先発投手を任されるも、ゲームを作れず。悔し涙を流しました。 (興陽/高橋優真 主将 [3年]) 「悔しいという気持ちが一番でした。戻れるなら戻りたい。(きょうは)しっかり強気で攻めていって向かっていくピッチングをやっていきたい」 2023年の経験をばねに成長を続ける高橋。秋の県大会で準優勝した岡山城東を相手に最高の立ち上がりを見せます。 1点を失い、迎えた4回。2アウト満塁のピンチで、ここまで2安打の1番・伴。打球はライトへ。エラーも絡んで3点を失います。 なおもこの後、フォアボールで3塁1塁のピンチ。ここは、踏ん張れるか、高橋。 5回には投球数が100球を超えましたが、粘り強く投げ続ける高橋。冬の期間、毎日10kmのロードワークを欠かさずスタミナを強化してきました。 (興陽/高橋優真 主将) 「低めに集めて低めに集めてっていう気持ちでいったら、それがいい結果につながった」 そして、9回もマウンドへ。ここを三者凡退に抑え、9回ウラの攻撃は、高橋から。 (興陽/高橋優真 主将) 「甘いところにきたら思い切り振ってやろうと、初球からいく気でぶつけていきました」 高橋が、この試合初めてのヒットで出塁します。しかし、反撃もここまで。 2試合で291球を投げたキャプテン・高橋の夏は、終わりを告げました。【城東 5‐0 興陽】 (興陽/高橋優真 主将) 「去年は5回ぐらいで足にけいれんがきていたんですけど、しっかり9回最後も三者凡退でフルマックスでいくことができたのでよかった。この冬やってきたことはしっかりきょうの試合のでおもいっきり出せたのかなと」
KSB瀬戸内海放送