“現金NG”完全キャッシュレスバス 福岡市内2路線で実証運行はじまる 両替による遅延解消で定時性向上に期待 来年2月末まで
テレビ西日本
現金が使えない完全キャッシュレスバスの実証運行が3日から福岡市でスタートしました。
駐車場に並んだ出発前の連節バスには、日本語や英語で「現金が使えない」との表示が… 西鉄が3日から実証運行を始めた完全キャッシュレスバスです。
◆記者リポート 「完全キャッシュレスバスでは、料金の投入口にこのようにカバーがかけられふたがされている状態となっています」 この実証運行は、運転手の負担軽減などを目的とした国土交通省の取り組みの一環で始まったものです。 対象は、「福岡都心部を循環する路線」と「JR博多駅と福岡空港国際線ターミナルを結ぶ路線」です。
外国人や観光客が多く、キャッシュレス決済の比率が高いことなどから、現金が使えなくても混乱が少ないとして選ばれました。 今回の完全キャッシュレス化で両替による遅延も解消され、バスの定時性向上にもつながると期待が寄せられています。
利用者は… Q.不安は? ◆利用者 「いや、ありません。バスに乗る時は現金使いません」 ◆利用者 「クイックペイとか携帯でクレジットとかを使ったりすることが多いので、携帯でピッとできたりすると便利だなというのはある」 ◆利用者 「ちょっと今日乗って『え、現金使えないの』と思った。知らない人はびっくりするのではないか」
◆西日本鉄道 金丸誠志 係長 「実施する路線はまだ少ないんですけども、期待するところは大きい。事業者だけではなく、地域の自治体などの協力も仰ぎながら取り組んでいきたいと考えています」 実証運行は来年2月末までで、その後、本格導入に向け効果や課題が検証されることになります。
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