海外派遣中の休暇で飲酒スケボーして骨折、バレて外出制限になるの恐れ虚偽報告 海自呉が複数の自衛官処分 部隊の生肉盗んでバーベキューの不祥事も
海上自衛隊呉地方総監部(広島県呉市)は、海外派遣中の休暇で酔って負ったけがについて虚偽の報告をしたり、部隊の食料を盗んだりしたなどとして、輸送艦くにさきの自衛官2人と訓練支援艦くろべの40代の1等海曹、練習艦隊司令部の50代の海曹隊員を停職や減給の懲戒処分にしたと発表した。 同総監部によると、くにさきの30代の3等海曹は2019年7月9日、海外派遣中の寄港地で休暇中に酒を飲んでスケートボードをして転倒し左足首を骨折したが、艦内で骨折したとうその報告をした。40代の1等海曹が休暇中の外出が制限されることを懸念し、虚偽の報告をするよう指示したという。1等海曹は停職16日、3等海曹は減給2カ月(5分の1)の懲戒処分とした。 また、同年8月13日、この1等海曹と、いずれも当時くにさき勤務だったくろべの1等海曹、練習艦隊司令部の海曹隊員は、くにさきに保管していた焼き肉のたれや破棄予定だった牛肉を盗み、休暇中のバーベキューで当時の乗員計16人に無償で譲り渡したという。くろべの1等海曹と海曹隊員はいずれも停職10日の懲戒処分とした。
中国新聞社