BUCK―TICK、恒例の武道館公演に1万人、4人で新たな一歩、来年2月劇場版公開
昨年10月に脳幹出血のため亡くなった櫻井敦司さん(享年57)がボーカルを務めたロックバンド・BUCK―TICKが29日、東京・日本武道館で年末恒例の単独ライブ「ナイショの薔薇の下」を行った。 【写真】恒例の日本武道館公演を行ったBUCK―TICK 昨年の武道館公演で、4人での活動継続を宣言。約1年の制作期間を経て、4日に新アルバム「スブロサ SUBUROSA」をリリースし、新生BUCK―TICKとして一歩を踏み出した。 総立ちの1万人の拍手に迎えられ、アルバム収録曲「百万那由多ノ塵SCUM」で幕開け。今井は「ハッハッハッハッハ。BUCK―TICKです。こんばんは。今日も一緒に楽しみましょう!」と呼びかけ。中盤には「助けられた1年だったと思います」と感謝した。 リーダーのギター・今井寿、ギター・星野英彦がボーカルを担当。ステージの前方にシンセサイザーが設置された。約2時間、「雷神 風神―レゾナンス」や、これまでの楽曲から「薔薇色の日々」など20曲を歌い上げた。 アンコールでは「LOVE ME」「ICONOCLASM」などを披露。今井は「来年もまたBUCK―TICKは、面白いことをやろうと思っているので楽しみにしてください。今日は乾杯してください! ありがとう。また会いましょう」。樋口豊は「皆さん、今日はありがとうございました。1年間、本当に元気たくさんもらって、今日を迎えることができました。これからも頑張りますので、よろしくお願いします。みんな、愛してます」とメッセージを届けた。 来年2月21日に「劇場版BUCK―TICK バクチク現象―New World―1」、同28日に「―2」の全国限定ロードショーが決定。2作品はパッケージ化され、完全生産限定盤には5人でのラストライブ映像(23年9月18日の群馬音楽センター)のブルーレイ/DVDが収録される。 〇…2025年の活動は目白押しだ。「BUCK―TICK展2025」(2月21日~3月9日、東京・新宿シアターマーキュリー)で開催。新生BUCK―TICKの初ツアーの追加公演「TOUR2025 スブロサ SUBROSA」(群馬、大阪、東京の3か所10公演)と、秋の全国ホールツアー、12月29日の恒例の日本武道館公演の開催も発表された。
報知新聞社