群馬県・10月の有効求人倍率1.33倍で前月を2カ月ぶりに上回る
群馬県内の10月の有効求人倍率は、前の月を0.01ポイント上回る1.33倍で、2カ月ぶりに前の月を上回りました。 群馬労働局によりますと、求職者1人に対して何人の求人があるかを示す10月の有効求人倍率は1.33倍で、前の月から0.01ポイント上昇しました。新規求人数は、前の年の同じ月と比べて1.9%減の1万3311人で、2カ月ぶりに減少しました。新規求職者数も1.3%減の5803人で、こちらも2カ月ぶりに減少しました。 新規求人数を主な8つの産業別にみると、建設業や宿泊・飲食サービスなど5つの業種で増加しました。このうち運輸・郵便業は、秋の行楽シーズンにインバウンドによる観光バスの需要などが高まり、前の年の同じ月と比べ30.6%増と3カ月ぶりに増加に転じました。一方、医療・福祉は介護施設で募集条件の見直しなどが相次ぎ17.7%減と2カ月ぶりに減少しました。 群馬労働局は「持ち直しの動きにやや弱さが見られる。物価上昇が雇用に与える影響に十分注意していく必要がある」としています。