米菓、主原料のコメが不足・高騰 業界団体が農水省に政府備蓄米の放出を要請
国産米が不足・高騰する一方、需要は拡大基調にある。 23年生産量は前年比2.8%増の21万8000トン。 23年生産金額は高付加価値商品の販売好調かコスト増による値上げで8%増の2937億円(あられ1359億円・せんべい1578億円)。 小売金額も8%伸長し3916億円となった。 星野理事長は「米菓の生産金額は3000億円に迫る勢いで菓子全体の生産金額の1割強を占める産業に成長している。この間、凶作に伴う原料不足、資材価格の高騰など幾多の困難があった。少子高齢化の時代を見据えても米菓は依然として伸びる素地がある」と期待を寄せる。 なお、栗山敏昭(栗山米菓社長)前理事長は2期4年を務めた。今回、内規を改め理事長の任期は最大3期6年と定められた。新理事には槇大介氏(岩塚製菓社長)が選任された。