思う存分ぷにぷにできる「紀文」公式のカプセルトイ 狙いは若い世代へのアプローチ
ちくわやはんぺん、おでん……。ねりものを製造する紀文食品の、本物そっくりのカプセルトイが12月中旬に発売されました。高齢のユーザーが多い同社のねりものを、若い世代にも身近に感じてもらうことが狙いです。担当者は「ぷにぷにとした感触を楽しんでほしい」と話しています。 【画像】ぷにぷに!紀文の「ねりもの」がカプセルトイに
人気商品がぷにぷにのチャームに
カプセルトイ「紀文 ねりもの スクイーズチャーム」として発売されるのは、「魚河岸あげ(R)」「竹笛(R)」「はんぺん大判」「カニかまにしたらば(R)」「おでん一人前」の5種類です。 紀文食品の人気商品のなかでも、ぷにぷにした感触のおもちゃ「スクイーズ」で楽しめる形であることから選ばれたといいます。 大きさは約5~7cmで、おおむね実物の3分の1スケール。リアルなパッケージの中に、ぷにぷにしたスクイーズのねりものが入っているそうです。
背景に若い世代への課題感
紀文食品によると、ねりもの製品の主要なユーザーは50~70代で、若年層へのアプローチが課題となっていました。 そんな中、発売元のバンダイから声がかかり、企画された今回のカプセルトイ。 紀文食品の担当者は「性別年齢問わず多くの方に楽しんでいただくことができるため、課題解消の一助になるのではと考え、『ぜひ!』とお受けしました」と話します。 ねりものの色や形状にこだわり、何度も試作をしてリアルさを追求したそうです。 「紀文の商品をあまり手に取ったことがない方にもこれを機に興味をもっていただき、ぜひ実物と比べてみてほしいです」と担当者。 「そっくりな見た目はもちろんのこと、スクイーズならではのぷにぷにとした感触を楽しんでください」と話しています。 12月中旬から、全国の玩具売場や量販店、家電店などに設置されたカプセルトイ自販機で順次登場するといいます。