左＝いぶりがっこを使った「自家製ポテサラ」　右＝丁寧に煮込んだ「豚タン下塩煮込み」

　居酒屋「ある」（江戸川区南小岩6）が8月5日、JR小岩駅南口フラワーロード商店街から入った路地にオープンした。（江戸川経済新聞） 　編まれた井草のれんが掛かる和風の引き戸の同店。席数は、カウンター6席、4人がけテーブル2卓の計14席。店内はダークブラウン、白、赤で仕上げ、店主が一人で切り盛りする。店内入り口上部には、葛飾北斎「富嶽三十六景」をブロックで仕上げた自作の平面オブジェも。 　「飽きが来ず、何回でも通ってもらえるような身近な店」をコンセプトにする同店。生ビール、ホッピー、サワー・カクテル、梅酒、焼酎のほか、各地の日本酒もそろえる。栄養士の資格を持つ店主が作る創作料理は、特に「豚タン下塩煮込み」「自家製ポテサラ」に力を入れているという。 　豚タン下塩煮込みは珍しい「タン下」を使い、野菜と一緒に塩味で煮込む。自家製ポテサラにはいぶりがっこを使い、ジャガイモの水分をしっかり飛ばして作ることで、白米が食べられる味付けのポテトサラダに仕上げる。 　オープンから間もなく1か月。店主は「流れがようやくつかめてきた。既に週に何回も通ってくれているお客さんもいてうれしい。何回でも来られるような価格に設定している」と話す。「個人的にも、日本酒を含めてお酒を飲むことも食べることも好き。さまざまな所へ食べ歩きをしながら浮かんだアイデアをメニューとして実現した。一品とご飯物を合わせて定食のように楽しんでほしい。仕事帰りなどに気軽に立ち寄ってもらえれば」と話す。 　営業時間は17時～23時30分。