乙武洋匡氏、衆院東京15区補選無所属で出馬へ…「5股」不倫ではなく「15年の結婚生活の中で5人」とキッパリ
28日投開票 作家の乙武洋匡氏(48)が8日、都内で会見を行い、衆院東京15区補欠選挙(16日告示、28日投開票)に無所属で出馬することを表明した。2016年に不倫報道で参院選出馬を断念したことに触れ「深くおわびしたい」と謝罪しながらも、週刊誌報道などで「5股」交際と書かれたことを「15年の結婚生活の中で5人」と訂正。事実に厳しい姿勢も見せた。現時点ではどの政党にも推薦依頼を出しておらず、与野党ともウェルカムだ。 【写真】乙武洋匡氏「20年以上前」の姿が「イケメンすぎ」「ハンサム」 会見序盤、自らタブーに触れた。16年の参院選で自民が目玉候補として擁立を検討していたが、不倫騒動が報じられて断念。この日、乙武氏は「8年前の私の私生活における出来事は恥じ入ること。深く反省している。深くおわびしたい」と改めて謝罪。その上で、「過去は変えられない」「二度と表舞台に出てくるなというのは人生の再起というものを許さない社会になってしまう」と、やや開き直って危機感を口にした。 さらに不倫の詳細も明かした。「『5股』と書かれているが、15年の結婚生活の中で5人ということで『5人同時』ではないです」と細かく訂正した。 乙武氏は、東京都の小池百合子知事(71)が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が国政進出に向け設立した「ファーストの会」の副代表を務める。この日の会見場には小池氏とのポスターがずらりと並び、自身のネクタイも小池カラーの緑ラインが入る。近く同会にも正式に推薦を依頼する。 この日、強調したのが自民の裏金問題を念頭に「政治が助けるべき人を助けておらず、むしろ苦しめている」という訴え。基本政策とは別に「政治資金改革、国会改革、選挙制度改革」を掲げ、問題解決のためには「与党や野党のこだわりはない」とした。自民も同氏を推薦するという報道もあるが「(国民民主も含め)私の政策を見て、ぜひ推薦という思いがあれば誠心誠意お話しさせていただく」と受け身の姿勢を貫くつもりだ。 “本籍地”としてファーストの会幹部は乙武氏のことを「小池系無所属」と位置付けている。無所属での出馬は「本人の強い意向」だが、国政で初議席は喉から手が出るほど欲しいところ。「うちの副代表(乙武氏)にバッジがつけば、我々は初議席獲得という認識」(同幹部)だ。 乙武氏自身も「イメージと違い、すごくチャーミングな方」と小池氏と週2回ほど会っており、出撃準備は完了。会見後は選挙区の門前仲町でビラ配りに練り歩いた。幅広い年齢層で、懸念だったはずの女性から多く声がかかり「びっくり! こんなに受け取ってくれるんだ!」と目を真ん丸に。2年前に落選した参院選時と違い、老若男女を問わない反応の良さに驚いていた。(瀬戸 花音) ◆衆院東京15区補選主な立候補予定者 ※五十音順 秋元 司52 無元 飯山 陽48 諸新 乙武洋匡48 無新 金澤結衣33 維新 酒井菜摘37 立新 須藤元気46 無新 根本良輔29 諸新 吉川里奈36 参新
報知新聞社