第71回マカオグランプリの会期中マカオ半島全域で終日ドローン使用禁止に
長い歴史を持ち、世界的な知名度を誇るモーターレースの祭典「マカオグランプリ」。今年(2024年)の第71回大会はあすから4日間(11月14~17日)にわたり、マカオ半島の一部の公道を転用した全長6.2キロメートルの「ギア・サーキット」で開催予定となっている。 マカオの航空関連法を所管するマカオ特別行政区民航局(AACM)は11月13日、第71回マカオグランプリ会期中の終日ついて、イベントをスムーズかつ安全に催行し、また潜在的なリスクや混乱を回避するため、マカオ空中航行規則第66条の規定に基づきマカオ半島全域におけるドローンの使用を禁止すると発表。 違反した場合、2000~2万パタカ(日本円換算:約3万8600~38.6万円)の罰金が科せられるとした上、広く公衆に対して安全で秩序あるレース環境づくりへの協力を呼びかけた。 マカオでは世界遺産にドローンが接触する事故が相次ぎ発生したことなどを受け、2021年10月6日からドローン使用規制の強化を盛り込んだ新たな「マカオ空中航行規則」が適用された。新規則では、ドローンを重量別に3分類した上、操縦者の年齢、飛行高度及び飛行前の認可取得要件などを定め、ユネスコ世界文化遺産リストに登録されている「マカオ歴史市街地区」上空の飛行を不可としている。