26日のレッチェ戦を前にナポリのアントニオ・コンテ監督が語った(C)Getty images

【欧州・海外サッカー ニュース】ナポリのアントニオ・コンテ監督が日本時間10月26日22：00に予定されているセリエA第9節ナポリ対レッチェ戦へ向けて記者会見に出席して語った。 【動画】エンポリ×ナポリ｜ハイライト

開幕節でヴェローナに0-3と完敗したものの、その後は無敗で好調を維持し、合計19ポイントで単独首位を走るナポリ。26日の第9節では、指揮官アントニオ・コンテの古巣レッチェをホームに迎える。 ミッドウィークの日本時間30日には、ミラン（今節のボローニャ戦の延期が決定）とのビッグマッチも控える中、ナポリ指揮官は、ターンオーバーの可能性について問われると、自身の考えを明かした。 「なぜターンオーバーをしなければならないのか？　私はターンオーバーについて語るのは好きではない。選手全員がレギュラーだ。そのうえで、練習での様子を見て、判断を下している。結果を出し続けるために適切と思えるフォーメーションを組めるよう努めている」 レッチェ出身であり、選手時代に故郷のクラブの下部組織で育ち、キャリアを歩み出したコンテ。ナポリ指揮官が古巣への思いに言及した。 「感情がある一方、仕事がある。そして、この2つが結びつくことは難しい。レッチェは私のルーツであり、私が育ち、全てが始まった場所だ。私はあの地で各育成年代を過ごしてセリエAでデビューし、ユヴェントスへとステップアップした。いつまでも私の心の中に残っているが、明日は試合がある。レッチェは対戦相手だ」 昨シーズンは、リーグ戦10位で欧州カップ戦への出場権を逃し、不甲斐ない結果となったナポリ。今夏、“勝者の指揮官”コンテを迎えたことで、ファンの期待は高まっている。 「われわれは毎日、あらゆる状況に向き合うために取り組みを行っている。ヴェローナにおいて、予想外の敗戦でスタートし、全てが崩れ落ちたようだったが、首位に立つ現在は、その逆になっている。だから私は常に、バランスが必要だと言っている」 「自分たちのことだけを考えるべきなんだ。巷で耳にするようなたわ言を言えるのは、優勝したことがない者だけだ。優勝経験のある者は、再び優勝できるように、固い土台をつくるために何をするべきなのかが分かっている」 「だが、意見は客観的なものではなく、主観的なものなので、みんなの意見はリスペクトする。うまくいかない時期があるだろうが、全てが無駄になるわけではない。そのことを踏まえて取り組んでいきたい」 またナポリ指揮官は、今後の去就が注目されているフヴィチャ・クヴァラツヘリアに言及。契約延長問題がパフォーマンスへ影響する可能性について自身の考えを示した。 「彼の契約延長問題は、しばらく前から話題になっているが、私が立ち入るつもりはない。私がクヴァラに求めるのは、われわれにとって極めて重要である今シーズンに集中し続けて欲しいということだ。彼はまじめで模範的なプロフェッショナルだ」 「問題が片付くことを願っているが、カルチョにおいてあらゆることが起こり得ることも分かっている。合意するか否かにかかわらず、彼は完全にプレーに集中しなければならないので、問題はないように思う」 試合情報 ナポリ vs レッチェ 試合時間：2024年10月26日（土）日本時間22:00 会場：スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ