大谷翔平

　米大リーグの両リーグの最優秀選手（ＭＶＰ）が、米東部時間２１日午後６時（日本時間２２日午前８時）からのＭＬＢネットワークの番組内で発表される。ナ・リーグはドジャースの大谷翔平投手（３０）、ア・リーグはヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手（３２）の受賞が確実視されている。 　ドジャース移籍１年目の今季、５４本塁打と１３０打点の２冠王に輝いた大谷は、打率３割１分と５９盗塁もリーグ２位。最終戦まで３冠王を争い、史上初の「５０―５０」（５０発＆５０盗塁）を達成した。エンゼルス時代の２１、２３年に続いて２年連続３度目の受賞となれば、７度受賞のＢ・ボンズ（ジャイアンツなど）に次ぐ２位タイの受賞回数になる。両リーグ受賞はＦ・ロビンソン（６１年レッズ、６６年オリオールズ）以来２人目で、リーグをまたいでの２年連続受賞、ＤＨ専任での受賞は史上初の快挙だ。 　これまで２度はいずれも満票（３０票）での受賞。２度の満票の時点で史上初の快挙だったが、３度目の満票となるかにも注目だ。最終候補にはＦ・リンドア内野手（メッツ）、Ｋ・マルテ内野手（Ｄバックス）も残っているが、圧倒的優位は間違いなし。昨年は受賞中継内で愛犬・デコピンを初披露しており、左肩手術後は初の公の場とあって、大谷の言動にも注目が集まる。