大きく羽を広げて タンチョウ優雅に舞う 岡山・後楽園で「初春祭」
岡山市の後楽園で1日、「初春祭」が始まり、恒例のタンチョウの放鳥があった。抜けるような青空の下、4羽が大きく羽を広げて優雅に舞い、詰めかけた入園者を魅了した。 いずれも雌のクロ(20歳)キイ(同)コウ(22歳)アキ(29歳)。飼育担当者の「コォ、コォ」という鳴きまねを合図に一斉に鶴鳴館前の芝生を飛び立つと、沢の池上空をゆっくりと旋回した。入園者は「おー」と歓声を上げ、4羽にカメラやスマートフォンを向けていた。 毎年訪れている岡山市北区の男性(88)は「名園を舞うタンチョウは何度見ても美しい。今年も良い1年になりそう」と話していた。 初春祭は3日まで。放鳥は最終日も午前11時~午後2時に行われる。2日は午前11時半と午後0時半に狂言の上演がある。