「高知東部道」途切れた区間の開通日ついに決定! 「四国の右下」へと延びていく“避難できる高速”
「高知東部道」開通日が決定!
国土交通省 高知河川国道事務所は2024年12月13日、整備中の高知東部自動車道「高知龍馬空港IC-香南のいちIC間」3.5kmが、2025年3月15日(土)に開通すると発表しました。 【やっとつながる!】開通区間を見る(地図/写真) 高知道と接続する高知JCTから東へ延びる高知東部道は、高知市と徳島市を「右下周り」で結ぶ高規格道路の一部を構成します。今回の開通で“途切れていた区間”が埋まり、高知JCTから芸西村の芸西西ICまで、約27.5kmが1本につながります。 暫定2車線での開通。通行は無料です。 今回の開通では、物部川に新たな橋ができることで、並行する橋の渋滞解消が見込まれています。高知JCT-芸西西IC間の所要時間は、一般道だけだった時代は約45分だったところ、今回の開通で約24分になるそうです。高知県東部から高知市への通勤時間短縮などが期待されています。 また、途中には築堤の道路上へ避難できる「緊急退避施設」も設けられています。南海トラフ巨大地震による大津波などで、道路そのものが避難拠点になります。 ちなみに、高知東部道の延伸部、安芸市の安芸西ICまでの12.5kmも、事業進捗率は2023年度末時点で全体の約80%に達するなど、工事がかなり進んでいます。その先は、海沿いの室戸岬経由ではなく、内陸の国道493号沿いを貫いて徳島県に通じる予定です。
乗りものニュース編集部