高根公団駅近くに「シェアキッチン・クレアシオン」 販売ブースも時間貸し
「シェアキッチン・クレアシオン」(船橋市高根台7)が新京成線高根公団駅から徒歩約3分の住宅街の一角にオープンして、11月30日で半年がたった。(船橋経済新聞) 【写真】元印鑑販売店をリノベーションした店舗 店主の渡邉詩子さんは大阪府池田市生まれで、2018(平成30)年4月から市川市在住。2021年から「ポエムチャイルド」の屋号で米粉シフォンケーキや自然素材・植物性材料を使ったスイーツを製造し、マルシェや自動販売機などで販売してきた。 2022年2月、同所にアトリエキッチンを開設して製菓作業を続けていたが、今年5月にはシェアキッチンの運営も開始。渡邉さんは「始めは市川で物件探しをしていたが、縁がつながりこの場所にたどり着いた。利用者にできるだけ負担なく、楽しく創造・創作できる空間を提供していきたい」と意欲を見せる。 約3坪のレンタルスペース部分は、調理や製菓作業を行う「キッチンブース」(1時間1,100円)と、製作した菓子などを販売できる「販売ブース」(1時間800円)に分かれる。いずれも長時間利用で割安になる「長時間パック」も用意。 キッチンブースには、ガスオーブンやIHクッキングヒーター、鍋・フライパンなどの調理器具、ボールや計量カップ、泡だて器などの調理小物一式を取りそろえる。特殊な調理器具や調理に必要なものは持ち込み可能(ガス製品を除く)。飲食店営業許可と菓子製造業許可も取得済み。 「月2,200円で大型の調理器具を保管できるサービスも好評」と渡邉さん。「自分自身、製菓販売を始める際に、資金面や設備面で困ったことが多かった。その経験を生かし、利用者をサポートしながら一緒に夢を形にしていきたい」と意気込み、「登録料や年会費もないので、販売への第一歩を気軽に踏み出してもらえたら」と利用を呼びかける。 利用可能時間は8時~21時(変動あり)。駐車場1台(軽自動車のみ)。予約は電話またはホームページで受け付ける。
みんなの経済新聞ネットワーク