「ホストチェンジしたい」留学生の発言に啞然! 我が子と留学生が険悪になり、その態度に夫が激怒した結果
独自の視点で子どもの教育に取り組み、イラストと文章で発信するえみさん。えみさんの「教育」は、いわゆるお受験対策のような「お勉強」ではなく、生きていくために必要な、「考える力」を育むこと。これからの時代を「たくましく生き抜く」子どもの育て方とは?具体的なエピソードを交えて紹介していただきます! 【まんが前編を読む】留学生を受け入れたのに、子どもとの関係が最悪に。受け入れ失敗したか!?
我が子と留学生が険悪になり、その態度に夫も激怒! 国際交流の難しさと、乗り越えた先の喜び
約1年間の予定でスリランカからの高校生の留学生を受け入れた我が家。楽しい交流が始まるかと思いきや、長女と留学生との仲が最悪になってしまいました。改善しようにも、留学生が部屋にこもってリビングに来ないのでコミュニケーションがとれません。留学生に「リビングに来てほしい」と伝えたところ、逆に留学生の方から「関係を改善するのは難しいと思うから、ホストチェンジしたい」と言われてしまったのでした。
夫は私以上に怒っていて…
団体のスタッフも巻き込んで大事件に…
ベテランスタッフが留学生に一喝
スタッフ「そんなことはホストチェンジの理由にはなりません」
スタッフ「それはあなた、努力が全然足りないわよ」
考えを改めた留学生
一度「出ていく」と言われた我が家にも立場があります
条件を提示しました
同時に娘にも…
テレビゲームで一緒に遊んだり…
同じアニメを一緒に見たりして…
その後、英語のレッスンもしてくれるように…
留学生の受け入れを通じて…
コミュニケーションの大切さを痛感
いろいろ大変なこともありましたが…
ちなみに、受け入れ継続の条件に「リビングに来ること」を挙げましたが、これはホストファミリーとしては主張していい権利だと思っています。もしこれがお金をもらって受け入れているんだったら、また別だったかもしれませんが、こっちも色々負担がありながらも無償で受け入れているのには、外国人と交流したいという目的があるからです。それなのに部屋にひきこもられたら、こちらは気力も体力もお金も提供しているのに、留学生を受け入れている目的を果たせません。もちろん一人の時間も大事ですが、ホームステイをするならホストファミリーとの交流をすべきです。もし留学生がただ日本に来たいだけで、ホストファミリーと交流したくないなら、ホテルに泊まるか一人暮らしをすればいい、というのが我が家の考えです。 というわけで、まあ本当に色んなことがありましたが、結果的にはあの時真剣にぶつかって、どのように関わっていくかハッキリさせたのは良かったと思います。正直、あの時こちらからホストファミリーを辞退してもよかったんです。でもあそこでホストチェンジしたら、もしかしたら乗り越えられた壁だったかもしれないのに、留学生の子は今後の人生でも「嫌なことがあれば逃げたらいい」と思うかもしれないし、我が家の子ども達にとっても留学生受け入れがマイナスのイメージで終わるかもしれないと思って、頑張りました。 今は帰国直前ですが、子ども達とは本当に良い関係を築けている留学生。子ども達からゲームに誘ったり、留学生から子ども達の好きなアニメの話題を振って盛り上がったりと、和気あいあいと過ごしています。そんな光景を見ていると、普段身近に接することのない外国人と、こんなに親密な関係を築くことができ、「留学生を受け入れてよかった!!」と心から言えます!子ども達自身も、「留学生が来てくれてよかった!」と言っていました。 というわけで、思っていた以上に山あり谷ありだった留学生受け入れ。最後はとってもいい感じに着地できました!!これからも、グローバルな視点も持ちながら子育てしていければなと思います!
【プロフィール】えみ(@emi_jiken24)
長女・みいちゃん、長男・とうくん、次女・あーちゃんの3人を育てる母。 インスタグラムで、その子育て法を漫画で紹介したところ、「ためになる!」「我が家でも取り入れたい!」と話題に。 コーヒーと甘いものが大好きです。