【特集】7月の大雨から密着110日 突如襲った土砂…泥だらけの老舗旅館に再び透き通った湯が!その瞬間と笑顔をカメラがとらえた(山形・瀬見温泉)
高橋社長は、できるだけ早く作業を進めるためクラウドファンディングを行うことを決めました。 そして大雨から107日目。 聞くことができなかった、この音! ■久しぶりの「湯」 あの大雨から見ることができなかった、お湯のたまった自慢の大浴場! 老舗旅館「観松館(かんしょうかん)」が再び、息を吹き返しました。 高橋社長「100日ぶりぐらいにお湯張って、やっとお風呂として使えるなとほっとしている。バケツであげてましたね。8月は」 松浦亜実 記者「発災当初、くるぶしほどの高さまで溜まっていた土砂はきれいに取り除かれ、玉砂利が敷き詰められています。土砂で覆われていた大浴場や露天風呂もこのように元通りの状態になりました」 高橋社長「瀬見温泉は、あったまりの温泉なので冬でも湯冷めしないというか。芯から温まりますね」 ■いよいよ営業再開 大雨から3か月半、実に110日たってからの営業再開です。 この日、久しぶりに仕事着に袖を通した従業員たち。マスク越しでも笑顔が見えました。 従業員「ゆっくり温泉に浸かってもらって食事も楽しんでもらって、くつろいでいただければと思っています」 スーツ姿の高橋社長は、少し緊張してるように見えました。 高橋社長「普段はあんまりスーツとかは着ていないんですけど、きょうは営業再開日なのでスーツと思って。気は引き締まりました」 ■「また来ようと思っていた」 「本日はありがとうございます!いらっしゃいませ!」 午後、再開を知った宿泊客が県の内外から次々と訪れます。 宮城から訪れた人「以前来た時にまた来ようと思っていた。やっと来れるかなと思ってネットを見たら(営業が)きょうからだったので。これからも頑張ってもらわないと」 京都から訪れた人「山形が初めてなので楽しみにしていました。温泉を楽しみたいですし、フルーツも美味しいので買って帰りたい」 ゆめみの宿 観松館 高橋裕 社長「とても嬉しいです。従業員が一生懸命復旧・営業再開に向けて頑張ってくれたことにまずは感謝をしている。ボランティアに来てくださった方や支援してくださった方本当にたくさんいらっしゃいましたので感謝の言葉を伝えたい」
*** ※関係する皆さま、大変な中で取材を受けていただきありがとうございました。
テレビユー山形
【関連記事】
- 「性的欲求がたまっていた」75歳の男が23歳の女性にした許されない行為…不同意わいせつ裁判で語られたこととは(山形)【独自】
- 「触りたい」マッサージしていた手が下着の中に…女子中学生の下半身を”直接”さわった陸上クラブの65歳指導者の男 エスカレートした理由と少女に送ったLINE
- 【独自動画】海に車が転落する瞬間がカメラに 車はゆっくり進み…その時ドライバーに何が? 1人が救助されるも死亡を確認(山形)
- 「まるでゴルゴ」岩に似せた盗撮カメラはなぜ見つかった?女性が覚えた違和感…何年も露天風呂を盗撮した男の行為は、被害女性の一瞬のひらめきでバレた(山形)
- 見ず知らずの女の子が自宅のリビングに…汚れた靴下、話もできない… 気づいた親子が“とっさに見たもの” 子どもを守った“手がかり”とは