動画配信で人気再燃の「ザ・シューター 極大射程」、続編制作の可能性浮上
マーク・ウォルバーグ主演の2007年作品「ザ・シューター 極大射程」が、米動画配信サービスParamount+で視聴数トップを記録したことが明らかになった。 本作はスティーブン・ハンターの人気小説の映画化で、元アメリカ海兵隊の凄腕スナイパーが、国家的陰謀に立ち向かう迫力のアクション・サスペンス大作だ。監督は「トレーニング デイ」のアントワン・フークア、主演は「ディパーテッド」のウォルバーグが務めた。 公開当時は、アクションシーンの迫力は高く評価された一方で、ストーリー展開に難があるとの声もあり、評価が二分されていた。しかし、Paramount+での配信をきっかけに再評価が高まっている。 この人気再燃を受け、続編製作の可能性が浮上している。ウォルバーグは最新のインタビューで、「パラマウントに経営陣の変更があり、スカイダンスを買収したことを考えると、(続編は)可能性があるだろう」と語っている。続編が実現する場合、「フークア監督、マイケル・ペーニャが戻ってくれれば最高だ」と期待を述べている。原作には本作の後日譚にあたる作品が複数存在することから、完全新作の続編製作も可能とみられる。 なお、同じ原作小説をもとにしたテレビドラマ「ザ・シューター」も制作されており、ライアン・フィリップが主演を務めたこのドラマシリーズは、16年から18年にかけて全3シーズンが放送された。 パラマウントといえば最近、スカイダンスが買収をしたばかり。ハリウッドでIP(知的財産)が重宝されるなかで、「ザ・シューター 極大射程」の続編製作の可能性は低くなさそうだ。