「日本の4番と言われるような打者になりたい」 ロッテ1位・西川史礁、今春には侍ジャパントップチーム初選出… 憧れの選手と同じ舞台へ
◇24日 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD オリックスと競合の末、ロッテ1位が決まった青学大・西川史礁(みしょう)外野手は安堵(あんど)の笑みをたたえ、少し誇らしげだった。 ◆2024年ドラフト 各球団1位指名【写真】 「素直にうれしい気持ちでいっぱい。プロ野球選手になるという思いで今までやってきた。その夢がかなって、うれしい」 182センチ、88キロ。大学日本代表の4番を務めた右打ちの大型スラッガーだ。今年3月には侍ジャパントップチームに初選出され、欧州代表戦で適時打を放った。ヤクルト・村上、ソフトバンク・近藤のバッティングを間近で見ながら、初々しい憧れと畏敬の念は「このような選手になりたい」と現実の目標へと昇華した。 超一流の打者たちの高い意識に感化され、「あの経験があったからこそ、春から伸びることができた。(侍ジャパンは)さらに自分が成長できる場所だった」と自らの進化曲線を振り返る。 西川の強みは「全身からにじみ出る明るさ、天真らんまんな明るさ」と青学大の安藤監督。誰からも慕われる明るい人間性の裏側で、「誰にも負けたくない」とこつこつと努力を重ねる努力家でもある。西川は色紙に「新人王」と目標を書き込み、「誰もが知っているような、日本の4番と言われるような打者になりたい」と笑顔で意気込んだ。
中日スポーツ