コメ高騰の原因「減反政策」長すぎたか コメの生産基盤を守るには「海外輸出に注力すべき」と専門家
コメの生産基盤を守るには海外輸出に注力すべき
西川准教授は「もともと、日本のコメを守るための政策だったはずなのに、長くやりすぎてしまったため、結果としてますますコメ作りから遠ざけてしまった」といいます。国内の需要の劇的な回復は見込めない中でコメの生産基盤を守るには「海外輸出に力を入れることだ」と西川准教授は話します。 コメとコメの加工品の海外輸出の割合は、日本のコメの生産量の0.8%ほど。海外輸出を増やすと、たとえ日本国内の需要が減っても生産基盤は確保されたままになります。生産量も確保されるので、ゆくゆくは国内の価格も安く安定することが期待できます。また、価格が安くなれば、需要が少ない中でも消費の拡大が見込めるのでは、と話していました。 海外輸出が大きなポイントとなりそうですが、我々自身もコメを消費することがコメの価格を、そして日本のコメ作りの未来を守ることにつながるのではないでしょうか。
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