【バドミントン】日本大が明治大に競り勝って11年ぶりの栄冠!<インカレ2024男子団体>
群馬県前橋市で開催された第75回全日本学生大学対抗戦は、17日に大会最終日を迎えて男女ともに決勝が実施された。ここでは、日本大が11年ぶりの頂点に立った男子のダイジェストをお伝えする。 【男子ダイジェスト】 激戦を乗り越えて、決勝の舞台までたどり着いた日本大と明治大。栄冠のかかった決勝も激しいぶつかり合いとなった。2面展開でスタートしたこの試合、日本大は第2単に出場した主将の花田彬が宮下怜に対して14本、16本で勝利。しかし明治大も、すぐさま第1単の藤原睦月が阿部大輔をストレートで下して、1-1で後半戦に突入する。
続くダブルスでは、第1複がファイナルゲームにもつれる接戦のなか、第2複では明治大の宮下/栁川蓮が勝利する。これで後がなくなった日本大だが、第1複の後藤拓人/阿保龍斗は「引いたら絶対勝てないと思ったので、技術というより気持ちだと自分に言い聞かせた。最後は気持ちだけで戦っていました」(後藤)と、ファイナルゲームを21-19で制して2-2に。勝負は第3単に持ち込まれた。
日本大の石原叶登と明治大の武田航太の対戦となった第3単。この試合は武田が第1ゲームを12本で奪うと、第2ゲームも武田の攻勢が続いて16-9。明治大の優勝は秒読みかと思われたが、ここから石原が反撃を開始。石原は疲労の見え始めた武田に対して、10連続得点で逆転してこのゲームを奪うと、ファイナルゲームは武田を17本で振りきり、日本大に歓喜の瞬間が訪れた。
【優勝コメント】 日本大・花田彬 主将 「うまくいかない一年だったと思うんですけど、そんな苦しいなかでも最後はチームに貢献できたし、チームとしても優勝することができた。見城(忠昭)監督が今年で最後なので、優勝して胴上げしようとずっと言ってきたから、めっちゃうれしいです」 【17日結果】 ▼決勝 日本大 3-2 明治大 阿部大輔●0〔17-21、20-22〕②●藤原睦月 花田彬②〔21-14、21-16〕0●宮下怜 後藤拓人/阿保龍斗②〔21-13、17-21、21-19〕1●荻原聖也/佐藤瑠活 江口心/稲川天●0〔18-21、13-21〕②宮下怜/栁川蓮 石原叶登②〔12-21、21-17、21-17〕1●武田航太
取材・文/吉井信行 写真/井出秀人